ウクレレ

San Francisco 1st day-2

さて、無事にアメリカに到着。
考えてみたらアメリカ本土に一人で来るのは初めてなんですね。若干の不安を感じつつも、まぁどこの空港でもしくみは同じ、とタカをくくって何の下調べも無し。

イミグレーションと税関を通り外に出たら適当に人を掴まえて「シャトルバス、フェアー?」でOK。(実際は、「クジュテルミー、フェアキャナイテイク シャトルバス?」とか言ってます。正確かどうか分かりませんが、大体通じています。汗)

いくつかのホテルを回って他の客を降ろし、30~40分ほどでホテルに着く。早速PC取り出してセッティング。
部屋に置いてある説明書にはケーブルを繋げと書いてあるんだけど、反応せず。(後でフロントで聞いたらワイヤレスですと言われました。ちゃんと書いといてよー。)

なんだか今回は時差ぼけがひどく、とてつもなく眠たい。PCセッティングを中断してちょっと5分だけと思い横になると、1時間以上も眠ってしまった。

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時計は3時半。慌てて「Museum of Craft and Folk Art」へ向う。幸いホテルから歩いても10分ちょい。地図を見ながら迷わず辿り着いた。

入り口の女性に「日本から来たタカハシというもので、自分が作ったウクレレが中に展示してあるはず」と伝えると、「おー、あなたのウクレレはとてもビューティフルねー」とか褒めてくれて、「中に入ってゆっくり見てね」と言われる。お金はいいらしい。サンキュー!(^_^)

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ミュージアムの中には、ウクレレの起源の説明やハワイでの初期の製作状況などがパネルで説明してあり、古い貴重な楽器が並んでいた。

その説明書きをゆっくりと見ながら(大体、パネル1枚おぼろげに理解するのにもすごく時間がかかる!)展示物をめぐる。僕自身も知らなかった貴重な情報が沢山あって、非常に興味深い。頭の中だけで翻訳し切れない部分もあるので、後でゆっくり読むために受付の女性の許可を取ってパネルの映像をデジカメに納める。

(実は、僕の持っているデジカメにはとても面白い機能があって。
ガラスの箱の床面に置かれたパネルって普通正面から撮れないですよね。どうしても斜めから撮影することになっちゃう。これを、撮影時に補正モードにしておくことによって、ゆがんでいる四角を、きちんと正面から撮ったように直してくれるんです。言葉だけの説明だと分かり難いかもしれませんが...)

例えば1930年代ハワイのKumalaeというウクレレメーカー、僕自身はなんとなく小さな工房のように感じていたのですが、展示を読んでいると実は50人もの従業員が居て、アメリカでのウクレレブームに対応していたらしい。知らなかったー。

Museum自体はすごく広い、と言うわけではないんだけど、きっとウクレレ好きな人にはとても興味深いだろう内容がいくつもある。

カマカ、マーチン、ギブソンなどの歴史に関するコーナーや、ウクレレの歌本、おもちゃのウクレレなどなど。そしてそれらの展示を経て、歴史は現代へ。

Flukeなどの量産メーカーも含まれて居るけど、現代の先進的な製作家13団体、33台のウクレレが並ぶ。

楽器の前にはバーがあって、1m50cmくらい離れたところからしか見ることが出来ないので、実際は楽器の裏側とか横とか、あまり詳細は見ることが出来ないんだけど、それでも興味深い楽器が並ぶ。

自分の楽器はというと、Far Eastだから?でもないか。一番右端の隅っこに2台並んでいる。
楽器送ったのがちょこっとだけ期日過ぎてたからかなー? (^_^;) まぁ、考えてみれば居並ぶアメリカの製作家の間に置くと言うこともないだろうな、と自分を納得させる。

それでも、ここにこうして自分の楽器がある。ということだけでとても光栄な事。
亡くなった父親に見せたかったなぁと、ふと思う。まぁ、どっかで見てんだろな...。

改めて考えればホンとに「有り得ない」くらいの事だと思う。でも何事にもやっぱりきっかけがある。ふと足を一歩踏み出した事から何かが動き始めるんだな、と実感する。これに関してはまた改めて書きたい。

 でも本当に、感謝すべきは人と人との繋がり。リレーション。

展示の最後には、実際にウクレレを弾いて体験できるコーナー。Flukeのウクレレが数台置いてあり、ウクレレ教本も並んでいる。傍らのテレビには、かのトラビスおじさんがビデオで出演。ストラミングのレクチャーをしている。
このビデオ、売ってるのかな?欲しいです。(^_^)

そんなこんなで、ゆっくりと見て読んで40分ほどで展示を見終わって受付のおねえさんにお礼を言って会場を後にする。受付カウンターには、感想を書くノートがあって、「Good Job!!」とか書かれていた。僕自身もなんとなくうれしい。

さて、そろそろ時間は5時。R0011527s

軽く食事をして、シャワー浴びて、ジェイクに会いに行くことにしよう!
食事はもちろん、アメリカに来たらまずはハンバーガー!

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(Museumのサイトでも展示品の写真は公開されていないので、自分の楽器が写ってるとこだけ控えめに載せておきます。

展示期間が終わって、もしディレクターの許可が出たら他の写真も公開しますね。)

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