ウクレレの影に隠れて?製作本数もそれほど多くはないセイレンのアコースティックギターですが、実は髙橋信治のアコギ製作の歴史は20年以上にも及びます。
オリジナルやOEM製品として今までにたくさんの製作経験を積みましたが、例えば2002年製作のレッドシダー/ハワイアンコアの12フレットジョイントのオリジナルギターは、たまたま工房を訪れた日本アコースティックギター界の巨匠・吉川忠英さんに見初められ、ツアーでも長い間使われて、忠英さんの素晴らしい演奏と共に独特の甘く艶やかな音色で聴衆を魅了していました。
どちらかと言えば、ドレッドノート系のドカンと鳴らすギターではなく、ゆったりとした響きを狙ったギターを製作しています。
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レッドシダー/ハワイアンコア 12フレットジョイント
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レッドシダー/ハワイアンコア 12フレットジョイント
セイレン工房で製作しているアコースティックギター
現在のセイレン工房では、注文に応じて2種類のギターを製作しています。
共通するのは少し小さめのギターという点。
ウクレレの演奏スタイルに慣れたこともあるせいか、大きなサイズのアコースティックギターを「よっこらしょ」と手にとって弾くのが少し億劫に感じるようになりました。
家のソファなどに置いても邪魔になりにくいサイズで、気軽に手に取っていつでも弾ける楽器、というのがコンセプトです。
何だったら旅に一緒に連れて行ったり、アウトドアで焚き火を眺めながらポロポロと弾いてもらえたら嬉しいです。
お見積りなどの問い合わせは、コンタクトページから、またはお電話でお願い致します。
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21インチ バリトンサイズミニギター
530ミリのスケールを持つミニギター。
ウクレレのバリトンサイズと同じスケールなので、バリトンウクレレのケースに収納可能で、気軽に持ち運ぶ事ができます。
いわゆる「トラベルギター」としてもぴったりなサイズです。
ミニギターというと、いわゆる5カポチューニングなどのように少しチューニングを上げて演奏することを前提に作られる楽器も多いのですが、SeilenのバリトンミニギターはEADGBEのノーマルチューニングを前提に製作しています。通常のアコギから持ち替える時でもストレス無く弾いていただけるようにと考えています。
主に使用するボディ材は、
・スプルーストップ/ローズウッドサイドバック
・スプルーストップ/ハワイアンコアサイドバック
・オールハワイアンコアボディ
などとなっています。
ハカランダ+ジャーマンスプルースなどの豪華な素材での製作も承っています。
基本仕様:
マホガニーネック
ローズウッド指板(300R)
アバロンドットポジマーク
21インチスケール(約533ミリ)
ナット幅 43ミリ
ラウンドトップ
2wayトラスロッド
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21インチ バリトンサイズミニギター
スプルーストップ/ローズウッドサイドバック
ギャラリー
24インチ パーラーギター
612ミリ、ショートスケールのいわゆるパーラーギターとも呼ばれるサイズです。
サイズは少し小ぶりですが、通常スケールのギターに劣らない張りのある低音と豊かな倍音を持つギターです。
ボディは少し薄めに作られているので、抱えた時にも程よいホールド感を得られます。
基本仕様:
マホガニーネック
ローズウッド指板(300R)
アバロンドットポジマーク
24インチスケール(約612ミリ)
ナット幅 43ミリ
2wayトラスロッド
![](https://i0.wp.com/seilen.co.jp/news/wp/wp-content/uploads/2023/08/img_4029.jpg?w=350&ssl=1)
ローズウッドサイド
オールハワイアンコアボディのまろやかなトーンを残しつつ、サイドをローズウッドで締めることで音の立ち上がりとサスティーンが向上します
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