Custom Made Ukuleles and Guitars

SEILEN UKULELES

2020-49

2020-12-31

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: ウクレレ

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師走のウクレレ展　展示楽器の紹介＜後編＞

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seilen_uke

蓼科に来た頃からすっかり出番の減った自動鉋盤。

音も大きいし場所も取るから悩んだ末に処分する事に決定。
今日は業者さんによる搬出日。

12年間お世話になりました。
木工機械は長持ちするから、よい引取り手が見つかるといいなぁ…。

数ヶ月前に本屋で立ち読みして面白そうだったので購入した本2冊。
デザインとは何だろうかと考えつつ読了。

なんでしょうねぇ、デザインって。
装飾？機能？表現？解決策？

楽器を作る場合に関して言えば、デザインは見た目のみではなく結果的に弾き心地や音色に深く関係してきます。
そしてもちろんその美しさや音色は、将来的にその楽器を所有するオーナーの満足感にも関わってきます。

質実剛健的な無骨なデザインの楽器もあるでしょうし、煌びやかな装飾を第一にした楽器もあるでしょう。

一人一人の製作家の中でもデザインの移り変わりはありますが、数百年と言う楽器の歴史の中でもそのデザインは少しずつ洗練されてきました。実際、今ではほぼ形状が決まっているバイオリンなども、その初期にはかなり様々な個性的なものがあったようです。

製作家は皆つねづね、良い音色の楽器を作りたいと思い試行錯誤をしています。そしてそこに多少なりとも自分の個性も盛り込みたいと思っていたりもします。
しかし同時にそれが商品であるが故に、ユーザーの興味を引ける、売りやすい楽器であることも考えなくてはなりません。

音はいいけど弾きにくい。逆に弾きやすいけど音はイマイチ、ではどちらも商品にはなりません。
良い音、弾きやすさ、美しさ、耐久性、コストパフォーマンス…それらのすべてが高い次元で融合して初めて、ユーザーに認められ長く世に残れる楽器になるのだと思います。

そういった数々の課題に対する解決策を考え、自分なりの形に表現していくのが製作家にとってのデザインなのかなと思います。

もう一つ付け加えればSeilenのデザインとして大切なのは、「木の個性を生かす」ということでしょうか。
今回のハンドクラフトギターフェス向けの楽器でも考え抜いて使用を決めていますが、この話しは長くなりそうなのでまた別の機会に譲りましょうか。

前置きが長くなったけど、この「塑する思考」という本の作者が語る「塑（そ）する」というのは、「弾力的である」という事の反対でどんどんと形を変えて自分に拘らないというような意味です。

うんうん確かに。と思う。

デザインの対象物を目の前にしてそれを最大限に活かそうと思ったら自分の形に拘りすぎてはいけない。
良い楽器を作るには自分が変わり続けなくてはいけないのだなと改めて思いました。

もう一冊のムナーリさんの本は、ちょっと今ひとつだった…。高かったのに。。。（笑）

でも最初の方のページにある「豪華さは野蛮な豊かさの表れであって、デザインの問題とは違う」というのはちょっと噛み締めておかなくちゃならないなと思いました。

5Kレプリカの白蝶貝パーフリング入れ

5Kレプリカの白蝶貝パーフリング入れ作業

ボディ外周各部のアールに合わせて、予め用意した貝を使い分けて入れていきます。
細かな作業も完成時の美しさを想像しながらだと苦にもならず、ついつい集中してしまいますね。😊

セイレン工房では段々と拡大鏡の出番が増えてきていますな😆

ヘッドの縁取りにシルバーのラインを入れる作業。

0.5ミリの極細ルータービットを使って慎重に掘り込み、純銀の線を嵌め込みます。

9台のウクレレ、一つ一つデザインを考えながらアレコレやっとりますゆえ、遅々として作業進まず……💦
いつも少し控えめなセイレンのデザイン。
どうしたらこの材木が引き立つか？
セイレンらしさとは何か？
自分たちが目指す美しさとはどんなものか？

展示会に向けての楽器が完成した時の達成感は、
言葉にできぬものがあります。
たくさんの人に見て、試奏してほしい。

@handcraftguitar.jp

ハンドクラフトギターフェス出展モデルがいよいよ形になってきました。
今回もあの手この手でウクレレファンの皆様に楽しんでもらえるようがんばってます。
作ってる方も楽しんでるんだけどね😊

週明けには塗装工程に入れるかな？

ワクワク👍

ハンドクラフトギターフェスに向けて、絶賛製作中。
各サイズ普段はお目にかからない様々な材木を用意しており、それに合った装飾を考えながら…なので、手間と時間がかかります。
大変でもあり、楽しくもあり！ですね😊

5／25(土)〜26(日)錦糸町すみだ産業会館にて展示販売しますので、是非足をお運び下さいね〜！

@handcraftguitar.jp

黒柿渋いねぇ…

Seilenアコースティックギター

21インチ530ミリスケールのモデルのブリッジをピンタイプからスルータイプ（って言う？）に変えてみました。

このタイプのブリッジは初めて作ったけど低音がゆったりとなる感じだね。

個人的にとても好きなローデンギターなんかがこのタイプなので興味はあったんだけれど、今回やっと治具が作れたので精度良く完成しました。👍

セイレン工房にはCNCマシンは無いけど、レーザー加工機でテンプレートを作ってからピンルーターで加工するっていう流れがなかなか精度良くて重宝してます。
👍

マンゴーパイナップルのヘッドには、ちょっとひねってダイヤモンドシェイプのSeilenシェルロゴ入れてみた👍
お洒落でしょ？😏

ハンクラでお披露目しますよ😊

Seilen テナーウクレレ
SLT-1790
Curly Ash
　
（販売済み）

スロバキア産のカーリーアッシュをボディに使ったテナー
アッシュはトネリコ、タモの仲間でとっても反発力の強い木です。音色もとにかくパワフル！
これほど美しい細かなカーリーのアッシュはとても貴重です。

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営業時間・情報

〒391-0301
長野県茅野市北山5726-2

0266-75-0282

営業時間：9:00～17:00
土日祝祭日は休業（臨時休業あり）

メールでの問い合わせ

　

工房は非公開としていますので、見学等はお断りしています。

また、GoogleMapでは上記の住所で正しい場所が表示されません。ご訪問の際は必ず事前にお問い合わせください。

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