師走のウクレレ展に展示する楽器の紹介、いよいよ後編です。
後編はコンサート2台、ミニテナー1台、テナー1台の内容となります。
いずれも選び抜いた材を使い、その素材から受ける印象を大事にして装飾などの仕様を決めています。
是非展示会場で実物をご覧ください。
・SLC-286/RT ハワイアンコア コンサート
Seilen独自のラウンドトップ構造によってマスターグレードコアの音色がさらに引き立っています。
深みのあるマスターグレードのコアも魅力的です。
是非ご自身で弾いてその音色を確かめて欲しい1台ですね。
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・SLC-1400 ジリコテ コンサート
セイレン工房秘蔵の12年間寝かせたジリコテを使いました。
独特のエキゾチックな木目と、柔らかな音色をお楽しみください。
ローゼットと指板のウェイブラインには、アバロンと細い白黒のラインを組み合わせて豪華にしてみました。
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・SLMT-1340 マダガスカルローズウッド ミニテナー
ちょっと地味目な存在であるマダガスカルローズウッド。
でも音色は決してブラジルのローズウッドに引けを取りません。
綺麗なローズ色のボディにコントラストとしてスポルテッド栃のウッドバインディングで飾ってみました。
指板サイドや12フレットのインレイにも同じ栃の木を使っています。
力強く前に出るマダガスカルローズの音色を楽しんでください。
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・SLTS-890Es イングルマンスプルース / ブラジリアンローズウッド テナー
とっておきの個性的な木目のハカランダを使いじっくりと製作しました。
ボディトップのベアクロウも細やかで美しく、全体にアバロンのキラキラ感が各所の木材とマッチして煌びやかで豪華な雰囲気に仕上がっています。
そしてそのサウンドもキラキラ!
セイレン工房的に、今年一番のテナーと言えるかもしれませんね。
今回の展示会でもきっと一番の存在感を見せてくれると思います。
さて、前編後編と、合計7台のウクレレを紹介しました。
今週末、12月の16、17日にはこれらの楽器に加えて他の11人の製作家が精魂込めて作り上げた楽器が並びます。
年末のお忙しい時期とは思いますが、是非西荻窪のギャラリー「みずのそら」へ足をお運びください。
おまちしております。
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楽器の紹介動画はこちらです。