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Custom Made Ukuleles and Guitars

SEILEN UKULELES

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〜.ウクレレバードさんの展示会を終えて〜

先日のウクレレバードさんの京都展示会でのトークショー。
Leaf Instrumentsの長坂君とOul Craftのジョンテ君…そして我が夫の高橋信治の3人。
司会の小山さんのリードもあり、とても素晴らしい内容でした。
まだまだ試行錯誤してこれから先の未来を歩いていく2人と、山あり谷ありの長い道のりを越えて今に至る高橋と。
私は製作家としてではないけれど、それなりに紆余曲折の人生を歩んできた者として、その3人の話を聞いて何というか、本当に嬉しく、感慨深く、様々な思いが去来しました。
迷いながらも、しっかりと地に足をつけて一歩ずつ歩む若い2人の礼節のある姿からは清々しく、時に可愛らしく、また自分で新しい未来を切り開いていこうとする男らしい気概も感じました。
一方、高橋は「今の彼らの姿」を懐かしく感じたり、少し心配だったり、そしてその若い情熱と真っ白な未来が待っていることを、もしかしたら羨ましく眩しい気持ちで聞いていたのかもしれません。
高橋から見れば、後輩ビルダーではあるけれど楽器製作家としては、同じ業界で生きる良きライバル同士。
その一方で少しだけ先をゆく者(先輩)として、自分はどんな背中を彼らに見せられるのだろうか？とこれからも模索していくのでしょう。
自分の作る楽器を突き詰めてゆくことの他に、その向こうにいるユーザーさん、そこを繋いでくださる楽器店さん、広くは社会全体に、何ができるのか？
これからを担っていく頼もしい若手製作家さんに、そんなバトンを渡せるように、セイレン工房も頑張って行かなくちゃな…と、そんな気持ちになりました。
さてそのセイレン工房は？というと、当面目指すはハンクラ2025。
また2人でアイデア出し合って、喧喧諤諤しながら、楽しみながら準備を進めようと思います。

最後になりましたが、ウクレレバードの小山ご夫妻、今回の東京展・京都展本当にお疲れ様でした。このような機会を作ってくださり、心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　高橋真由美

1年くらい前に製材して寝かせてあったアフリカンブラックウッド。
何と非常に珍しいバーズアイ杢❗️
どんなふうに使おうか悩みますな。。。

うーむ。。。🤔

只今製作中の楽器は全て楽器店様行きです！
おや、、、
今回はメイプルxGスプルース・マンゴー・コア・マホ……
と、材も色々。
しかもサイズがソプラノ・コンサート・ミニテナー・テナー
と各サイズ。(コンサートが多いけど)
仕様も割とシンプルなもの。
そういう楽器を探していた人、お楽しみに🖐️

国内の楽器用の木材業者さんから最後にホンジュラスマホガニーを仕入れられたのがほぼ10年くらい前。
まとめて仕入れて大事に使ってきた材がこのセットで最後になります。

今後はその少し後に「輸入してから40〜50年経っている」という事でそれまでよりもかなり高値で仕入れた材、「ビンテージマホガニー」のみの製作となります。

ネック材に関しては工房にまだ数百本のストックがありますが、それもいつかはアフリカンマホガニーに替わる時が来ると思います。

ご注文はお早めに😊

ネック材にしようかボディ材にしようかずっと迷って数年放置してあった北欧メイプルをボディ用にスライス。

北米メイプルと違って真っ白でキラキラした、音抜けの良さそうな木です。
これ全部で、コンサートウクレレにして5台分くらいかな…？

気になる人はチェックね✅😊
オーダーもお待ちしてますよー👍

#カーリーメイプル

ウクレレバードさん5周年記念モデルの「夏」。

お客さまのご購入が決まり、一旦お預かりをしてご希望のピックアップを取り付け、発送が完了しました！

ありがとうございます！

このスペシャルなテナーウクレレの活躍を願います♪😊

SLTS-255／テナー

・カーリーハワイアンコア
・スロテッドヘッド
・ブラックセルB x アバロンP
・エボニー指板
・デラックスアース＆鹿角インレイ

マスターグレードに近い、深い杢の入ったハワイアンコア材。色は濃いめなので非常に立体的に見えます。
ヘッドの鹿角や指板のEarth Deluxeのインレイ…アバロンのパーフリングで、ゴージャスなテナーに仕上がりました。

SLC-356／コンサート

・スポルテッドメイプル(国産楓杢)
・ブラックセルB x アバロンP
・エボニー指板
・デラックスアース＆鹿角インレイ

杢の入った国産の楓を使用。
かなり前に仕入れた材でしたが、表面はほとんどスポルトが出ていなかった為、そのまま寝かせていました。
ところが昨年挽き割ってみたところ、このような個性的な模様が！
この杢とスポルト…自然が生み出した「美」です。

〜松本市民タイムス〜過去のコラム

〜松本市民タイムス〜過去のコラムです。
すでに読まれた方も多いと思いますが、再度投稿します。

平成29年（2017年）2月7日火曜日（10）
「木と音と人と」高橋信治

良い素材（木材）を探し、見つけて手に入れる。「割れるんじゃないよ。きれいに乾くんだよ」と念じながら風通しが良いように桟木を入れ、慎重に積む。
反りを封じ込めるため、しっかりと重しをする。
どんなふうに使ったらよりその木材が生きるだろうかと考えながら、何年も寝かせる。
時々出してきて触ってみたりする。コンコンと指で叩いて音を確かめてみたりもする。
お金もその木材を寝かした年数だけ眠ってしまう。
でも、この木の音色が良くなるため、と思ってぐっと我慢する。幸せを貯金するみたいなものか。
木はその間、少しずつ息を吸ったり吐いたりしながら昏昏と眠り続ける。ほんの僅かずつ、その細胞壁の中の水が抜け出し、僅かずつ組成が変わっていく。
5年、10年と寝かせた木はそれだけで力を持つ。長い時が、木の持つ音色をゆっくりと磨き上げる。時が来て桟木をはずし、埃を払い、板を削る。
手で触れ撫ぜ擦り、おが屑の香りを
嗅ぎ、音を確かめ、人知れずニヤリとする。
木が生きてきた年数に敬意を払いつつ、その第二の生を価値
あるものにするべく、自分が積んできた経験と技量を注ぎ込み、ひとつの楽器に仕上げる。
そして出来上がったその楽器と出会うはずの人に橋渡しをし、彼らの幸せを願う。そういう仕事で良かったと思う。
先日、工房に1通の手紙が届きました。僕の楽器を東京の販売店を通して購入したお客様からのお便りでした。その方は楽器店のホームページでウクレレの写真を見つけて気になり、ひと目見に行こうとお店を訪れ、手にした瞬間に手離せなくなってしまったそうです。「楽器を作る方はどんな思いで作っていらっしゃるのでしょうか。（中略）
楽器を受け取った私は、弾くたびに、弾いていない時も、幸せでいますとお伝えしたくて手紙を書きました」と、そんなふうに響かれていました。
楽器を作る時はいつも、手にする人の笑顔を思い浮かべます。「ここにこんな飾りを入れたら気に入ってくれるだろうか」と想像しながら、「もうひと手間」をかけます。芸術作品ではなく音楽の道具として、良い材を使い、演奏家が使いやすい、そして持った時に自然に音が湧いてくるような楽器を作りたいと思っています。そして、できればそこに少しの色気を付け加えて。
とても嬉しい手紙を頂いて、幸せな日でした。やっぱりもの作りはやめられない！
（たかはし・しんじ、弦楽器製作家＝松本市）

今から8年も前の新聞コラムを書いていた頃の記事です。
楽器作り…いえ、ものづくりをしている人は皆同じような気持ちだと思うのです。
何年経っても変わらない思い。
作る人・橋渡しをする人・使う人、
物を通して繋がるご縁が少しでもその人の幸せのお役に立てますように。

　　　　　　　　セイレン弦楽器工房　M.T

SLS-480
・インドローズ
・アバロンP
・ローズ指板
SLS-285
・.ハワイアンコア
・アバロンP
・ローズ指板

SLVS-3850 ・ハワイアン・ミロ材・黒セ

SLVS-3850
・ハワイアン・ミロ材
・黒セルロイドBxアバロンP
・エボニー指板
・アバロンエンプロイ・デザイン
SLC-254
・ハワイアンコア
・べっ甲BxアバロンP
・エボニー指板
　　　　　　(B:バインディング)
　　　　　　(P:パーフリング)

始まったらあっという間に過ぎてゆく1年。
エンジンかけて、丁寧に1台1台製作していくよ！

パイナップル兄弟・コア＆ローズ。
このパイナップルインレイといえば……？
鎌倉のあのお店のショップオーダー品です☝️
完成が楽しみ〜♪

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2018-02-09