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ワシントン条約附属書が改正

昨日12月12日に経済産業省から発表になったワシントン条約に関するニュース。
1月2日からはすべてのローズウッド類が国際間の輸出入の規制対象になるようです。

【ワシントン条約とは】

ワシントン条約(CITES:絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)は,野生動植物の国際取引の規制を輸出国と輸入国とが協力して実施することにより,採取・捕獲を抑制して絶滅のおそれのある野生動植物の保護をはかることを目的とする。

この条約によって動植物が規制対象になると、(附属書のレベルにもよりますが)基本的に国際感の輸出入が禁止となります。しかるべき手続きを経て許可を得れば輸出入が許可になりますが、条約の理念からすれば基本的には「なるべく流通させずに種を保存したい。」という方向でしょうからそれを押しての商業的な流通にはそれなりに申請などの手間(とコスト)がかかるようになってしまいます。
また今後はローズウッドだけでなく様々な楽器用材も段々に入手しにくくなり、コストも上がってくると思います。

ローズウッドの仲間の樹木達はとっても美しい木ですし、楽器用材としても欠かせない木材です。楽器を作る人間として、これからも今までと変わらずに大切に使いつつも、代替品を探すなどの努力も必要になってきますね。果たして20年後、30年後の楽器はどうなっていることでしょう。

限りある資源と貴重な命。

皆で協力しあって大切に使っていかなくてはなりませんね。

 

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