ウクレレ

専門用語

最近お客様からの、お電話でのお問い合わせが増えていてとてもうれしく思っています。

で、お話をしていて「やっぱり専門用語ってまだまだ馴染みが少ないんだな」と思うときがあります。

日ごろ接する事の無い言葉なので、間違っても全然恥ずかしがる必要もないんですけど、「僕らはこう呼んでいますよ」って感じでちょっと解説してみようかと思います。

漢字の読みは製作家によっては少し違うこともありますので、そのあたりはご了承下さい。

  • 力木(ちからぎ:ブレイシング)

    ボディの内部でボディトップ、バックの木材の補強に使われる、棒状の木です。
    必要に応じて木目に沿ったり直交したり、斜めに付けたり。製作家が一番悩む部分ではないでしょうか。丈夫に作りすぎれば鳴らないボディになり、弱ければ経年変化で歪んでしまったりしますね。
    材料としては、マホガニーやスプルースを良く使います。軽量で丈夫なせいですね。少し重くなりますが、コア材を使うとやはりそれらしい独特の音色になります。

     

  • 指板(しばん:フィンガーボード)

    「ゆびいた」と読んでしまう方も多いようです。前出の「力木」とは音訓の読みが正反対で興味深いですよね。なんでだろ?ちなみに「りきぼく」ではなくて「ちからぎ」ですね。
    ティーズのウクレレ用指板は、基本的にはインディアンローズですが、ご注文に応じてエボニーで制作する事も可能です。
    クラシックギターなどでは「真黒」のエボニーが珍重されますが、個人的には縞黒檀(マッカーサーエボニー)とかも非常にきれいな木で好きですし、インドローズの柔らかさも好きです。(^^)
    指板の材料とともに、フレットがいかにきちんと打ち込まれているかもとっても大事な事です。
    ティーズでは、指板の材質によってフレット溝の幅を、100分の5ミリ単位でコントロールしています。

    まだまだ用語はありますが、今日はここまで!(^^)

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