いよいよ今週末に迫った「師走のウクレレ展」。
セイレン工房でも着々と準備が進み、この日のために製作したウクレレたちも今か今かと晴れの舞台に並ぶのを待っています。
今日はそのウクレレたちを紹介しようと思います。
すでにソプラノの3本についてはYoutubeで動画の楽器説明を見ていただいた方も多いかもしれませんね。
細かな仕様や価格はこちらのブログでのご案内になりますので、じっくりと研究してみてください。
【 ソプラノ 】
・SLVS-890 ブラジリアンローズ(ハカランダ) ソプラノビンテージスタイル
燃え立つ炎のような独特な木目のハカランダ材に触発されて、素材に導かれるままに材を木取り、装飾デザインもその炎を邪魔しないように最小限にしてシンプルかつゴージャスな美しさを狙いました。人工物では作り得ない唯一無二の自然の芸術を楽しんでいただけると嬉しいです。
音に関しても、おそらく手に取って弾いてみるとその音量や豊かな音色に驚かれることと思います。この音をスタートとして数年後にどれだけ成長するのか、楽しみなソプラノです。
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SLVS-2900wo ウイスキーオーク ソプラノビンテージスタイル
10~20年の間日本国内の醸造所でウイスキー樽として使われ、薫り高い琥珀色の液体を生み出し抱きながらも、そのオーク自体も木としてしっかりと熟成した楽器用材としても理想的な木材であるウイスキーオーク。
樽を作る時点でもすでに、オークの大木から樽材として最高の適性を持つ部分の柾目材のみが選び抜かれて使われています。
製作時にはオーク材に浸み残る微量なウイスキー成分がしっかりと薫り、工房の空気を艶っぽいものに変えてくれるのが楽しみだったりします。
ぜひ、ウイスキーを傍らにしつつゆったりと爪弾いていただきたい1本です。
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SLS-206 カーリーハワイアンコア6A ソプラノ
今回の展示会の目玉商品とも言うべき、お買い得な1本です。
木というものは、実際はフシもシミもその中に多分に抱えた存在です。フシは枝の名残です。生きていた証拠です。
人間が自分勝手な都合で綺麗ではない部分を取り除き、優秀な部分だけを良いグレードとして流通させ、それが「良い木材」ということで高価格で取引されています。
人間だってシミもあればホクロもある。それはそれぞれの個性なんだと思います。
というわけで、ほんのちょっとしたフシっぽい部分があることで使えていなかったマスターグレードコアを使ってソプラノウクレレを作りました。
音色はもちろん一級品です。「早い者勝ち」ということで師走展に展示販売します。
ラベル表記は6A(マスターグレード)となっていますが、価格は4A設定で計算してあります。
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動画と揃えて、ブログでの楽器紹介も前編後編を分けようと思います。
まずはソプラノウクレレ3本。写真などじっくりとご覧ください。
Youtubeの紹介動画はこちらです。
後編に続きます。