ウクレレ

The Japan

松の内も終わり、1月もあっという間に半ば過ぎですね。

昨年の夏が猛暑だったので、この冬は異常な大雪なのではないかと言われていましたが、今のところは先週末に積もった3~4センチの雪が部分的に残っているくらいです。

その代わりに寒さは本格的になって、ここ数日は日中の最高気温が2度とかです。寒いなぁ。

ここのところBlogにウクレレの話題が少なかったので、今日は久しぶりにウクレレネタを。(^^ゞ

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このSD、ちょっと色が変わってるでしょー。木目もいかにも「和風」といった雰囲気です。

これ、実はケヤキの玉杢を漆塗りで仕上げたものです。

今日の表題、「The Japan」というのは、英語で「漆(ウルシ)」のこと。
漆塗りで仕上げた漆器の事も、塗料としての漆のこともこう呼ぶそうです。陶磁器としての「China」に対しての呼び方なのかな?

お客様の特別のご依頼で、見事な木目のケヤキをお預かりして製作しました。漆塗りは木曽平沢の職人の手仕事で、拭き漆(摺り漆)の仕上げです。

極薄の仕上がりながら木目を引き立てて風格が出ますね。
材料の都合でトップも板目材ですが、やはり柾目じゃつまらないと思います。
もう1台セルバインディングのミニテナーも製作させていただきましたが、なんと写真撮り忘れてしまいました。 m(__)m

実はですね。
一昨年のUkulele Exhibitionの時、あの見事な杢のスポルテッド栃の木は、本来は漆で仕上げるつもりだったんです。

日本固有の木に日本の伝統の仕上げ。ハワイ、アメリカと勝負するにはこれしか無いっ!! 
と意気込んでいたものの、全く時間が足りずに未遂に終わってしまいました。

今回の漆は木曽の職人さんの仕事ですが、自分の挑戦としても昨年末に純日本産の本漆も仕入れてあるんです。

なんとか時間を作って、自分で摺り漆に挑戦したい!挑戦するぞー!

幸いな事に、平沢の漆職人さんと話しをしている時に彼が僕の顔をしげしげと見て、「お前さんは(漆に)かぶれないな」とおっしゃってくれました。

何でも顔つきを見ればだいたい分かるそうで。(^_^;)
確かに子供の頃から、山へ行って漆の木に触っても全くなんとも無かった。かぶれた事無いです。丈夫な体に生んでもらえてありがたい事だな、と思っています。

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