1月16〜19日までロサンゼルスのアナハイムで開催されたNAMMショー。
今年はスケジュールの都合で渡米はせず、楽器だけの参加となりました。
実際にショーに行った年は充実感もある反面なかなか忙しく、渡米前後の仕事のスケジュールも詰め詰めになってしまって大変なのですが、行かなかった年は製作は捗るもののそれはそれで何となく寂しい感じもあり、我ながら来年はどうしたものかと悩んでしまいます。
今年もFacebookなどで楽器業界の人達が載せている沢山の写真を眺めながら、「やっぱ行けばよかったかなぁ」などと呟いていました。(笑)
さて、楽器の紹介ですね。(^^)
今回は2本のウクレレを用意しました。ミニテナーとテナーです。
SLMT-285x14
5Aグレードのハワイアンコアボディの、サイド部分をジリコテに変更しています。
これによって音の立ち上がりとサスティーンが改良され、スッキリとした音色になります。見た目的にも音的にも締まった感じになります。
指板にはアバロンのラインを入れ、サウンドボードのダブルアバロンと組み合わせています。
ボディの縁どりは、バインディング無しでパーフリングだけを同じくアバロンで入れ、ショーモデルとして楽器全体を豪華に飾っています。
SLT-284
ハワイアンコアのテナー。こちらはサウンドホール周りはシンプルにして、ボディサイドも通常のハワイアンコアの組み合わせです。
アバロンのパーフリングをボディ周りに入れることでキラキラした雰囲気を作っています。
NAMMショーでは、人気のある楽器には初日の早朝にバイヤーが殺到し争奪戦となることもあるようです。
今回の展示では会場と同時にSeilenのミニテナーが売約済みとなり、ドイツの楽器店での販売が決まったそうです。ありがとうございます!