12月8日。もう25年になるんですね。彼が突然亡くなってしまってから。
ついさっきまで、BSテレビで「ジョンレノンストーリー」という映画をやっていて、ついつい最後まで見てしまいました。
気が付けば、いつの間にか僕は彼の亡くなった年齢をとうに超えてしまっています。
25年前の夜。行きつけのジャズ喫茶でいつものように(生意気に)濃い目のウイスキーの水割りを飲んでいた僕に、マスターが「ジョンが亡くなったそうです」と妙に淡々と言いました。
驚いて。それからなんだか虚ろになってしまい、いろんな事を考えながらウイスキーを飲み続けていました。
特別、熱狂的なジョンのファンというわけではありませんでした。でも確実に、ビートルズでロックに出逢い、文庫本のビートルズ詩集を読み、「イエスタデイ」のFのコードが押さえられずに一生懸命練習して。Let it beのイントロだけはピアノで弾けて…
だからやっぱり、「ジョンが殺された」ということには未だに憤り(虚しさ?)を覚えます。でも、もしかしたら神様は何か考えがあってジョンを早めに召されたのだろうか…
僕の大好きな「チューリップ」というバンドのLPに「すべて君たちのせいさ」という1枚があります。そう、僕が音楽に出会ったのも、楽器を始めたのも、そして今こうやって楽器作りの生活をしているのも、すべて君たちのせいなんだよね。
また今年もクリスマスが近づいてきますね。
“Happy Christmas (War is Over)”
皆さん、よいクリスマスを。そしていつか戦争が無くなることを。