ウクレレ

ハンクラ展示ウクレレ製作状況

ハンドクラフトギターフェス展示楽器。
今年は製作期間にかなり余裕を持って始めたはずなんだけど、毎週毎週、1週間が過ぎるのが早いこと!

カレンダーはあっという間に5月。
世の中はゴールデンウィークだけど、セイレン工房はコツコツと製作を進めています。

展示予定の主だった楽器は、無事に塗装工程が終わり弦を張り終えたものもちらほらと出て来ています。

 

今回のハンドクラフトギターフェスは3年ぶりということもあり、溜め込んでいた取っておきの良材を大放出!という感じです。僕自身の年齢的な事(還暦!)も最近はいつも頭にあって、
「折角良い材を持っていても、使わずに抱え込んだまま死んじゃったら勿体無い」なんて事も考えつつの材料選びでした。

楽器のサイズ的にも、ここ数年はコンサートサイズが主流ではありながらもミニテナーやテナーのオーダーが増えて来ていることを踏まえて、そのサイズを中心に製作しました。

 

まずは、ネック、ボディ、指板、ブリッジ、までも同じ樹種で揃えたモデルが2本。

「オールハワイアンコア」
マスターグレードのハワイアンコア尽くしテナー。
これはネックもかなりワイルドなカーリーコアで製作しています。ボディも文句無しのマスターグレードコア。
指板、ブリッジももうコテコテです。
 

「オールハカランダ」
そして希少なハカランダ(ブラジリアンローズウッド)を使ったテナーも1本。
こちらも贅沢に、5センチの厚みのハカランダ材からネックを切り出しています。
薄く挽き割れば何台ものボディが作れるはずの板を、グリップなどで削り取ってしまう無駄な部分がたくさん出ることを覚悟して、思い切ってネック2本のために切り刻みました。

完成した楽器の金額を計算するのがちょっと怖いくらいですが。。。 
でもネックまでもオールハカランダの音色はやはり楽しみです。年を重ねるごとに強烈なサウンドに磨きがかかっていくことでしょう。

 

その他にも、この11年間でたったの1セットしか手に入ら無かった美しいカーリーピンクアイボリー材をボディに使い、純度999.9(フォーナイン)のシルバー(純銀)の細線を指板に埋め込んだテナーとか。

黒いストライプの美しいココボロを、太い黒セルのバインディングで引き締め、指板に本物のターコイズの石とシルバーでアースインレイを入れたミニテナーとか。

珍しい玉杢入りのアフリカンブラックウッドを指板とボディに使った、ダブルカッタウェイのテナーとか。。。

 

画像はインスタあたりでチビチビと上げて行きますが、音色は多分来週半ばくらいには動画を撮ってお披露目できるはず。

高級材によくある、硬い重い材って、弦を張っても数日はちょっとまだ目が覚めきらないような感じの音なんです。特に弦を張った日は、まだ寝ぼけてるなーみたいな音。

1週間経つと大分シャキッとして来て、本来の音色が垣間見れるはずです。

 

では、続報をお楽しみに!!

 

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