イベント ウクレレ

ハンドクラフトギターフェス展示楽器紹介(2)

ハンドクラフトギターフェス展示楽器の紹介、後編です。

前編ではソプラノ、コンサート、ミニテナーと紹介を進めて来ました。
この後半では、テナーウクレレ4本を紹介したいと思います。

最近はテナーウクレレの需要が多くなって来て、女性の方でも最初からテナーサイズという方も増えているように思います。
特にSeilenのテナーウクレレは、ハワイ製の楽器に比べるとボディの厚みも少し薄めで抱えやすいようにデザインしていますので使いやすいのではないかなと思っています。

テナーウクレレ

3年ぶりのハンドクラフトギターフェスということで、取っておきの素材や使ってみたい組み合わせも色々とあり、今回はだいぶ思い切った豪華な品揃えになりました。
価格的にも日頃製作しているものよりも高めになっていたりしますが、その分、滅多に作れない組み合わせや今後は作れないであろう組み合わせのものもあります。
久しぶりのショーで、希少な木材と様々な装飾パターンの組み合わせを楽しんでもらえたら嬉しいなと思っています。

SLTS-296LTD オールコアテナー

・ネック、指板、ボディ、ブリッジ、共に全てマスターグレードカーリーハワイアンコア
・ハワイアンコアバインディング + アバロンパーフリング
・指板、アバロンウェイブライン
・ダブルアバロンローゼット
・スロッテッドヘッド
・ペグ 510UK(Seilenオリジナルペグ)

「超豪華なオールコアテナー」を実現するために、50ミリの厚みのマスターグレードコアをネック用にエイヤっと切り出しました。
「オービタルライン」と呼んでいるローゼットのダブルアバロンと指板のウェイブラインの組み合わせが幾何学的な模様を描き出しています。
これだけの豪華なコア材の組み合わせは世界の中でもなかなか見られないと思います。(DeVine Ukuleleを除いてはね?)

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SLTS-890LTD オールハカランダテナー

・ネック、指板、ボディ、ブリッジ、共に全てブラジリアンローズウッド(ハカランダ)
・ハワイアンコアバインディング + 白蝶貝パーフリング
・指板両サイド、白蝶貝ライン
・指板12F アースインレイ(999.9シルバー + アバロン)
・スロッテッドヘッド
・ペグ 510UK(Seilenオリジナルペグ)

ずっと秘蔵していたハカランダの厚板(50ミリ)が工房にあったのだけれど、余りのお宝ぐあいと貴重さとでいつどんなタイミングで使っていいのか全くわからなかったんです。

でも、昨年還暦を迎えたのを機に色々考えて、「いつどんなことが起こって仕事が出来ない状態になるか分からないんだし、お宝抱えたまま死んじゃったら勿体無いし悔しいし。元気で作品に活かせるうちにどんどん使っちゃおう!」という心境になりまして…(笑)

そんなわけでハカランダの厚板もエイヤッと刻まれてネックになった次第です。これでもかというほど出るハカランダの木屑に悔し涙しながらの製作でした。

せっかくだからと、全てをハカランダで作った超貴重&贅沢なテナーとなりました。
ちなみに、ネックと指板とブリッジは同じ板から切り出したものです。

色味的にもアバロンよりも白蝶貝の清楚な感じが合うだろうと思い、また指板のインレイもシンプルにアースインレイでまとめました。

完成したばかりの今でも素晴らしい音色ですが、オーナーさんにガンガン弾き込んでもらって、5年後、10年後の成長した素晴らしい音色を期待します。

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SLTS-1880/1900 ピンクアイボリー / アフリカンブラックウッド

・ホンジュラスマホガニーネック
・スロッテッドヘッド スペシャル鹿角インレイ(Ogawa Inlay Craft)
・エボニー指板
・ツリー・オブ・ライフインレイ(シルバーワイヤインレイ)
・ピンクアイボリー トップバック
・ローゼット&パーフリング 999.9シルバーライン
・アフリカンブラックウッド サイド
・エボニーブリッジ
・ペグ Gotoh SEP780

これもまた秘蔵の材。
2014年の楽器フェアに出店した時にアフリカの木材業者から直接オファーがあって手に入れたピンクアイボリー材の中に有った唯一のカーリーピンクアイボリー。
余りの鮮やかさにこれも勿体無くて使えずに、時々出して来て眺めてまた戻すという状態でした。

3年ぶりのハンドクラフトギターフェス。還暦後の大放出でやっと楽器になりました。

鮮やかなピンクにアフリカンブラックウッドの黒を合わせたのは、実は僕の頭の中にあったルパン3世のイメージだったりします。
純度99.99%の特注の銀線を埋め込んだ、スッキリ鮮やかなシルバーインレイ。クールな鹿角ヘッドインレイと合わせて、粋でオシャレな大人のウクレレになってくれたら幸いです。

果たして手に入れるのはレディかジェントルマンか。。。

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SLTWS-1980 アフリカンブラックウッド ダブルカッタウェイテナー

・ホンジュラスマホガニーネック
・スロッテッドヘッド スペシャル鹿角インレイ(Ogawa Inlay Craft)
・アフリカンブラックウッド指板
・アバロン ウェイブラインインレイ
・ダブルカッタウェイボディ
・アフリカンブラックウッドボディ(トップ・バック・サイド)
・ダブルアバロンローゼット
・アバロンパーフリング(ボディトップ&バック)
・エボニーブリッジ
・ペグ  510UK(Seilenオリジナルペグ)
・2Wayトラスロッド(チタン製)

テナーの紹介ページの最後を飾るのは、希少な木材アフリカンブラックウッドのダブルカッタウェイボディ。
ちなみにこのアフリカンブラックウッドは植物学的には「マメ科ツルサイカチ属」で、ハカランダと同じ仲間です。ツルサイカチ属には良い音色の木が多いようで、ブラックウッドはオーボエやクラリネットなどの木管楽器にも使われます。

2007年頃にハワイの展示会に出展する目的で製作したW-Catawayですが、今まで作ったものは殆どが海外向けに販売になって、国内での新作展示販売はもしかしたら初めてかもしれません。
作るたびに少しずつ完成度を増し、今回のものはネックに調整用のトラスロッドも仕込んで長いネックの安定度も向上しています。(しかし、何とも手間のかかる構造です、このダブルカッタウェイは!)

ブラックウッドの、深みのある黒にアバロンの細いラインを繊細に配し、キラキラと星たちが輝く宇宙のようなイメージを作りました。
ブラックウッドも真っ黒ではなく、珍しい玉杢の部分を生かしています。
裏方ゆえに単調になりがちなボディバックにも贅沢にアバロンラインを入れました。(贅沢すぎたかな??)

ヘッドの鹿角インレイ、セイレンオリジナルの後藤ガット製ペグ510UKの貝の削り出しつまみも全体の雰囲気にピッタリとマッチしています。

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さて、今日ご紹介した4本のテナーウクレレ、いかがでしたでしょうか。
音色は先日鈴木智貴君と共に収録した動画を参考にしていただければと思います。
後4日後にはハンドクラフトギターフェスが開始になりますので、ご都合のつく方は是非会場に足を運んで実物を見ていただきたいなと思っています。

 

セイレン工房ではハンクラ出展の準備を着々と進めつつ、最後に残った後3台の楽器のセットアップを進めています。

その3台は、アーチトップテナーウクレレと、アコースティックギターが2本。

明日の5月18日には最終調整がすべて終わって写真撮りが出来る予定ですので、またこのブログで紹介をします。
とりあえず現状の画像を載せておきますね。

では、明日を楽しみにお待ちください!!(^^)/

バリトンサイズ6弦ギター
そして610ミリスケール



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