2018ハンドクラフトギターフェス展示楽器紹介
いよいよこの土日(19、20日)に迫ったハンドクラフトギターフェスに展示する楽器の紹介です。
価格は全て税別表記です。また、イベントで展示する楽器限りの価格ですので、同じものを改めてオーダーで製作する場合は価格が変わる場合があります。ご了承下さい。
【テナー編】
「 SLTS-840rs 」 375,000円
20年以上は寝かされていた古いハカランダに力強い音色の琉球松を合わせました。ボディバインディングはカーリーコアです。
通常ギターのトップに使われるスプルースは、ヨーロッパや北アメリカなどの寒い地方で育ったものが極上とされます。木が冬の間成長を止めることで幅の狭い細い冬目が作られ、それによって軽くしかも強度の高い繊細な音色の松が作られるからです。
琉球松は冬の間も成長できるためか、幅広目のワイルドな感じの冬目を持っています。そのせいかとても硬い木で、太く腰のある、強さを感じる音色です。
グラッシーなハカランダと、腰太の琉球松。その個性的な音色をぜひ確かめて下さい。
「 SLTC-2423s/cst 」 シトカスプルース/パープルハート 340,000円
ハワイ在住のギター&ウクレレアーティスト、Eden Kai君のカスタムオーダーを元にアレンジした新作テナー。鮮やかな紫色のパープルハートをメインのモチーフにして、ポップでおしゃれなテナーウクレレを狙いました。
まず目を引くのは色とりどりの木材を使ったサウンドホールローゼット。
メイプル、コア、ウェンジ、ピンクアイボリー、パープルハートなどを使いカラフルに仕上げました。
そして最近のブティックギターにも見られるエルボーカット。見た目のインパクトも大きいのですが、製作過程でも何工程にも渡った細かな仕事が必要になる手間の掛かる仕様です。
シトカスプルースとパープルハートの組み合わせからは、軽やかで歯切れのよいスッキリとしたサウンドが生まれます。
今回のセイレンブースでも目を引くウクレレのひとつなのは間違いないと思います。売れちゃわないうちに是非チェックしてくださいね!(^^)/
「SLTS-2765rw」 335,000円
・カーリーレッドウッド/マートルウッド(5A)
・スロッテッドヘッド
・指板バインディング
・カーリーコアバインディング+ヘリンボーン
今まであまりウクレレには使われたことのないだろうマートルウッド(Myrtlewood)は、オレゴン州の海岸沿いに育つ木です。どちらかと言えば少し比重の軽めの、シャンパンゴールドを思わせる色合いの板からは柔らかで深みのあるサウンドが醸し出され、これまた深いカーリーを持ったレッドウッドのトップと合わさってナイロン弦、特にLow-Gにぴったりな雰囲気が漂います。少しゆったり目に立ち上がる音色はハープをも思わせます。
「 SLTBW-203 」ダブルネック(テナーウクレレ+ミニベース)参考出品
モバイルミニベースの技術を持つセイレンならではの画期的なダブルネックです。
ハワイアンコアのボディにバリトンウクレレスケールのミニベースとテナースケールのウクレレを合わせています。
各々のブリッジにはアンダーサドルピックアップを内蔵しアンプを通した音色も楽しめますが、その大きな体積を持つボディにより生音でも十分な音量が得られます。ウクレレのみを弾いた場合でもベース弦が僅かに共鳴し、心地よい自然なリバーブ感が得られます。
ウクレレオーケストラなどのアンサンブルや前衛的なウクレレソロにいかがでしょうか。
実際のところこの楽器を試奏していると、「音楽というものは演奏者と楽器がお互いにインスパイアされあって新しいものが生み出されるのではないだろうか。」という気さえしてきます。気がつけば小一時間弾いていた、というような今までに無い面白さがあります。
ぜひぜひ、会場で試奏してみて下さい。
専用ハードケースが付属します。