イタリアの医師が「申し訳ないけど、今は音楽とか言ってる場合じゃないんだ。」と語ったと何かの記事で読みました。
確かに、命を助けるために過酷な戦いを続ける医療現場は、相当に大変な状況なんだろうと想像します。最大限の感謝の言葉を伝えたいと思います。
でも、こんな時期だからこそ心にも栄養が必要だとも思う。
心を癒してくれる柔らかな言葉とメロディや、明日に希望をつなぐための力強いメッセージが本当に必要です。
アメリカでは著名なミュージシャンたちが「The iHeart Living Room Concert for America」として自宅の居間からのライブをつないで人々を励ましているそうです。
日本でもたくさんの音楽家の皆さんがオンラインのライブを試みています。
僕たちの愛し尊敬するウクレレアーティストたちも試行錯誤を始めています。
自分の手を消毒するだけじゃなくて、カサカサしがちな心も瑞々しく保つために、彼らの善意の配信であるライブやワークショップをしっかりと受け止め、一緒に音楽を楽しみましょう。
今ではオンラインで少額の送金や投げ銭をしたりというシステムもいろいろあります。なんだったら銀行振り込みもあります。
すべての人が大変な時ですが、アーティストの皆さんの生活を守るためにも少しずつでも分かち合えたら幸せですよね。
コロナ騒動が終わった時に音楽や芸術も死に絶えていたなんてことにならないよう、人類にとって必要不可欠な財産を守るために。
セイレン工房としても何かできることを探さなくてはと毎日話し合っていて、アーティストの皆さんと積極的に手を繋いでいけるといいなと考えています。