うどん三昧の四国から戻り(うどんレポートは、また改めて書きますね)、連休最後の日曜日。
午前中から、最近ぼさぼさ気味だった髪を切ってもらってる途中で思い出した!「今日はメタルマクベスの松本公演最終日!!」
急いで「まつもと市民芸術館」に電話すると、当日券があるとの事。ラッキー。
でも、時間は開演時間をちょい過ぎたとこ(汗) 走れー!
受付で「当日券、立ち見5,000円」という文字を見て、「う~、立ち見かー。」と思いつつ「当日券下さい!」、「あ、S席のキャンセルがあったので1枚空きがありますけど。」、「あ、それ下さい!!」「9800円です」「げっ・・・」
「芸術は高いんだな...」とぼやきつつ、周囲のヒンシュクを買いながら20分の遅刻で席にたどり着く。ほっ。
で、お昼の12時開演。途中20分の休憩を挟んで16時まで。(・_・) でも、時間を感じさせない、すばらしい公演だった。いや、ライブと言うべきか。
今まで、数えるくらいしか演劇(お芝居)を見たことがない僕ですが、すーごく楽しめました。
なんせストーリーの設定が、「レスポール王が治めるESP王国。そのESP軍を率いるランダムスター将軍は活躍の褒美としてマホガニー城を与えられ、今まですんでいたメイプル城から移り住むが、それに飽き足らず、ランダムスター婦人(松たか子)と共謀して、レスポール王を殺害。本来の王位継承者であるレスポールJr.に罪をなすり付け、自分は国王になってしまう。レスポールJr.はフェルナンデス城のパール国王の元に逃れ...」といった感じ。
しかも、ランダムスターの部下やその他の役名には、「エクスプローラー、グレコ、ヤマハ、トーカイ、マーシャル」なんて名前も。ギター好きな人なら思わずニヤニヤしてしまうような名前がたくさん出てきます。エレキギターを弾きながらの場面も盛り沢山。
もちろん、パンフレットの「楽器協力」の欄には「ESP」と書かれていました。うちもどっか端っこでいいから、「ティーズ」って出して欲しかったなー(笑) 言って貰えればいろいろ頑張ったのに。(^^;
しかししかし。演劇ってすごいですね。特に、松たか子さんの演技は素晴らしいと思った。今まで割と「華奢」な感じに思ってたんですけど、今回見て「かっこいー」と思いました。それに、しぐさや声色の使い分け、というかあれが表現力、演技力というものなのかな。すごいとしか言いようがない。女優、なんですね。
4時間弱の公演時間。主役の内野聖陽さん、松たか子さん他、キャストもほんとに素晴らしく、ライブな音楽(ハードロック、へヴィメタル)に乗せての芝居(というか、ミュージカルか?)。楽しめました。
最後にはスタンディングオベーションの場内に、何度ものカーテンコール。割れんばかりの拍手。ちょっと鳥肌でした。9800円。高くは無いな。
ちなみに、レスポール王の役だった上条恒彦さん。我が朝日村の出身です。(^^) 今夜は里帰りしたのかな?
もし、チケットを手に入れる機会があったら見てくださいね。