さて、眠らないように今日は会社で書き込み。(^_^;)
えーっと、リンゴ農家の木村秋則さんのお話しです。
全くの無農薬、しかも化学肥料も一切使わない。
畑は雑草が伸び放題。虫もいっぱい。
そんな畑で、リンゴが元気いっぱいに育ってます。普通なら有り得ない事。
木村さんが文字通り、命がけで無農薬のリンゴ作りに取り組んできた結果なのです。
僕には、木村さんの言葉がすごく心に残りました。
「リンゴが主役、私の職業はリンゴ手伝い業」
「私の栽培は目が農薬であり、肥料なんです」
主役であるリンゴが、野生の生き物のように伸び伸びと育つことが出来るような環境を作ってあげること。
そして、畑で何が起こっているのかを自分の目で深く見つめ、観察し、想像し、理解し、リンゴの訴えを感じること。
無農薬のりんご栽培に取り組んだ当初の10年近くは、全く実がならず、収入も無く、キャバレーの呼び込みの仕事をしながらも挑戦を続けたそうです。
「もう駄目だ。やっぱり無農薬なんてやめよう。」と弱音を吐いたときも、奥様や小さな娘さんが「こんな時に止めてしまうのなら、何のために私たちは我慢してきたのか分からないじゃないか。止めるな」と励ました事もあったそうです。
諦めない、ということがどんなに大切か。
夢をかなえた木村さんが笑顔で語る姿がとっても素敵で印象に残りました。
僕らにとっても、主役である木を生かし、自分の感性を研ぎ澄ませて木の声を感じ取ろうとすることは非常に大切です。
プロフェッショナルとは?と聞かれて答えた木村さん。
「技術も心も一緒に伴った人が、プロじゃないでしょうか。」