日頃は、最近のドラマとかはあんまり興味がなくて見ないんです。
ニュース番組を拾い見るくらい。(それもニュースステーションが終わってからだいぶ見なくなりました。)(というより、大体テレビ見る時間が少ないのかな?)
なのに、最近割とまめに見てるドラマがあるんですよね(^_^;)
そう、表題の「バンビーノ」です。
九州出身の若者が、イタリア料理の料理人を目指すドラマなんですけど。(そうは言っても毎回欠かさずというわけでもないので、どっか解説が間違ってたらごめんなさい)
厨房の場面の緊張感がとっても面白くて、「やっぱ職人の仕事はこれくらい緊張感がないとつまんないよな」とか思いながら見てます。
職人頭の(イタリア語?での)大声のテキパキとした指示、それに答える同じように気持ちのいい返事。
的確な作業、言われずとも相手の気配、意思を想像し、先読みした上で手順、タイミングを読んでの気配り、準備、段取り、後片付けなどなど...。惚れ惚れしながら見ています。
でも、「どうせドラマだから多少は誇張されてるんだろうな」と思ってたら、知り合いのイタリア料理店のシェフがやはりこのドラマを熱心にチェックしてるという話を聞いてちょっとニヤニヤ。
しかも伝え聞いた話しによれば、シェフは「俺の修行時代も全くあのとおりだった。懐かしいなぁ...」と話していたそうです。
やっぱりどの業界も一流になるための職人の世界は厳しいんだなぁと感心しました。うちの工房はちょっと甘すぎるかなぁ...心配になってきちゃった(^_^;)
今日の放送では、主役の青年が厨房の仕事を希望しているのに、フロアの接客の仕事を与えて勉強させ、ふてくされている青年に対して厨房のベテランが、
「今、目の前にある仕事に熱中できない奴に、夢なんかを語って欲しくない」
と厳しく言い放つ場面が印象的でした。(というか、痛快でした(笑))
製作だろうが営業だろうが、「お客様に喜んでいただく。楽しい時間をすごしていただく」という気持ちは同じであるべきなのでしょうね。
苦労して出来上がった料理(楽器)を渡して、楽しんでいただく時のお客様の笑顔を思い描けるから、製作時の「難しいけど、もうちょっと頑張ってこの部分を作り込もう」という突っ込みの意欲が出てきます。やっぱりお客様の言葉と笑顔が僕らのエネルギーなんですよね。
さて、ドラマの彼はフロアの仕事をどんなふうにやりこなすのでしょうか。楽しみですね。(^_^)