うちの工房は、ウクレレとアコギの製作を同じひとつの部屋の中でやっています。担当する人は別なんですけどね。
で、今日はアコギ担当の竹下君が、ハカランダの側板曲げをしていました。
皆さんご存知の通り、この材木はワシントン条約の問題もあって、かなり高価な材料です。ですから、ハカランダローズを使ったギターのオーダーが来るのは今のところ年に数本です。
このハカランダ。楽器が仕上がった時点でもサウンドホールに鼻を突っ込んでみるといい香りがしますが、作っている最中はもっと顕著に香ります。
ハカランダを濡らして、ベンディングアイロン(煙突状の発熱する道具)につけると、蒸気が立ち上るとともに、部屋中に甘い香りが満ちてきます。これは、製作家でしか味わえない贅沢ですね。(^^)
画像は、カッタウェイ部分を曲げているところです。