マホガニーなどの素材は割りと木目が均一で、ブックマッチの際にも木取りに迷うことは無いのですが、カーリーメイプルや木目の込み入ったコア材、スポルテッドメイプルなどは、ちょっとした木取りの違いで木目の印象がかなり違ってきてしまいます。
「左右対称」というのはロールシャッハテストなどでもお馴染みかもしれませんが、「センターをどのラインにするか」、で美しさが変わってしまいます。
大き目の板などから木取るときなどには、「こんな感じかな?」と判断してカットし、左右あわせてみて初めて「あ、もうちょっと残しとけばよかったー(泣)」なんてこともよくあります。
このあたりのラインで切ると実際はどんな風に見えるかなぁ...。などと一生懸命想像してカットするわけですが、実際は正確にイメージするのは難しいものです。
では、切ってしまう前に、確認してみましょう!(^^)
ぱっと見た感じ、「板を切ってブックマッチにしてみたんでしょ?」というように見えますが、実は切っていません。
「ここで切ってみようかな?」というラインに鏡を置いてあるんですね。
鏡を少しずつ動かすと、「おっ、この位置が一番きれいっ!」って場所が一目瞭然で分かるはずです。
これで貴重な材料を切り損じる事無くブックマッチの雰囲気が確認出来ますね。
試してみてくださいね(^^)