7月8日、アクアヴィーテで「ウクレレ里帰り」と題したライブが行われました。
僕が作ったウクレレをもう17年間も使い続けてくれているアーティストおふたりを関東、関西から招いた「里帰り」としてのライブでした。
関東からは、まいたけさん、JazzoomCafe。関西からは、たらすなさん。そして塩尻在住のJuneちゃんもVanSeilenとして加わっての豪華ライブ。
2000年頃、T's Ukuleleというブランドが始まったばかりの時期。
たまたま旅行で長野県を訪れた帰りに工房に立ち寄ってくれたたらすなさん。壁に掛けてあった試作品の「Takahashi」ブランド(ティーズウクレレが始まる前に僅かな本数を製作)の8弦テナーを気に入って購入していただいたのが始まり。
そしてまいたけさんもほぼ同時期にティーズウクレレで第1号となるカスタムオーダーを製作させて頂き、以後ジャカソロ用まいたけモデル等も製作。
おふたりとももう17年のお付き合い。たらすなさんのたらっぱちはメンテナンスを何度かしながらずっと1本のウクレレをメインで使っていただいています。
世の中に沢山のウクレレがある中、こうやってずっと僕が作った楽器を使い続けていただいているのは製作者として本当に嬉しく、そして有り難いことだと思っています。
僕がウクレレを作り始めてからもう20年以上。
ウクレレの製作者としてはまだまだ未熟だった僕の楽器をお買い求めいただき、そして沢山のアドバイスやお褒めの言葉、時にはお叱りをいただいて、そうやって僕は成長してきたのだなと昨日のライブを見ながら実感していました。
まいたけさん、たらすなさんだけではなく、今まで僕が作った楽器を手に入れて使っていただいているすべてのお客様に感謝致します。
これからも10年、20年と、生きている間は楽器を作り続けるんだろうなと思います。
お客様やアーティストの皆さんとウクレレを通じて語り合いながら、ずっとずっと長く使っていただける楽器を作れたらいいなと感じています。
みんなありがとねー!