4月なのに雪が舞う、とても寒かった4月15日、ハワイ島からはるばるHawaiian Koaの木材が到着しました。
まだ未乾燥のコア材は、ずっしりと重く、しっとりと湿ったコアの香りをまき散らしています。
この機械は、「含水率計」といって、木に含まれている水分を計るものです。
左側の画像は、前回仕入れてもう3年ほど自然乾燥したハワイアンコアで、右側は今回仕入れたものです。
左は含水率計のメモリが11%あたりを指しています。11%というのは、この塩尻市あたりの気候での平衡含水率(一定の温度湿度の環境に於いて、長い時間放置したときに最終的に安定する含水率)だと思われます。
気候が乾燥しているので、東京都辺りよりかなり低い数値になっています。
対して、今回入荷したコア材(右の画像)での数値は、含水率計の指針が30%を超えて振り切ってしまっています。それだけまだ水分を多く含んでいるのですね。
とりあえず外気に当てながら数ヶ月間自然乾燥をすすめる予定です。
昔はよく「一寸一年」などと教わりました。自然乾燥するのに、3センチ当たり1年は寝かさないといけないと言う意味ですね。
材木の乾燥という工程は、非常に興味深いシステムで、「乾燥するために水に浮かべておく」、なんて方法もあるくらいです。
そのあたり、またいつかじっくりと書いてみますね。