ウクレレ作りには欠かせない、ハワイ産のコアウッド。現地との調達ルートを作るべくハワイに乗り込みました。
ホノルルで飛行機を乗り換えてハワイ島へ。空港から出るとまっすぐレンタカーのデスクへ行き手続きをします。これは日本から予約してありましたが、係員のおねぇさんの無愛想なこと。一番コンパクトな車を借りて、材木業者との待ち合わせ場所まで急ぎます。初めての土地で初めて会う外国の人と待ち合わせするのはなかなかスリリングです。
無事に会う事が出来て早速製材している場所を見学しました。この業者は生きているコアを切る事はせずに、広大な牧場の中で、風などで倒れた木だけを製材し販売しているのです。倒れてから何年も経っているものも多いので、自然乾燥もあるていど出来ていますし、何よりも自然破壊につながらないように努力しているところが買いです。
業者の運転するジープでデコボコガタゴト道を20分登るとすでに標高は1500m、製材している場所に辿り着きます。(コアの木は標高の高い場所に自生しています。)製材と言っても大きなチェンソーがレールに沿ってガーっと動くというような簡単な物ですが、だいたい3人で切っているようです。製材機の周りには直径1m近いようなコアの原木がゴロゴロしています。彼の言うには、倒れた木だけで商売していても今後10年は材木不足で困る事は無いそうです。まぁ、一安心。とはいえハワイ以外の地域には自生していないので、貴重な木なのは間違い有りません。僕も心して大切に使おうと思います。その後オフィスに戻り、細かな事務的な事を打ち合わせして、牧場を後にしました。