ん~...。「三弦四フレット」?
それは「ミ」の音ですね…。(by ukulele)ってなお話しはCHAGEさんのBlog参照して下さいね。[E:happy01]
さて、1月27日にCHAGEさんがT's工房に遊びに来ていただいて仕様が決定した「チャゲレレ」。
あっという間に1ヶ月が過ぎましたが、楽器製作は着々と進んでますョ。
今日は、製作工程の一部をご紹介しましょうね。
今、ボディはこんな形。サイドの木を曲げて、ライニングと呼ばれる補強を貼り、裏板にもブレイシングを貼っています。これからボディトップ(表甲)にチャゲさんマークを入れてから箱になるよう接着します。
ウクレレのようなアコースティック楽器は、まず素材選びが一番重要。いくら腕のいい鮨職人さんでも、ネタが悪かったらおいしいお鮨は握れない、のと同じ。良い葡萄が無いとおいしいワインが出来ないのも同じですね。
良い素材を選んだ上で、その素材が一番うまく生かせるように色んな工夫をして作り上げていきます。
さて、では表甲にCHAGEさんのお顔のインレイ(象嵌)をしましょう。
デザインの大きさを決めて紙を切り抜き、素材の貝(今回は白蝶貝。Mother of Pearlとも呼ばれます。)に貼り付けます。
ジュエリーソーと呼ばれる細い糸鋸で切り抜きます。完全に手作業ですね。
左がジュエリーソー(糸鋸)と白蝶貝。
右が刃の部分を拡大したところ。貝の上に大きさの比較のために乗せてあるのが、0.5mmのシャープペンの芯です。刃物の方が細いでしょ。でも、ちゃんとノコ刃が付いてるんです!
この鋸刃を作ってる職人さんもすごいと思います。
貝を慎重に切り抜きます。今回は一番細い部分は太さが1ミリも無いので、折れないように気を使います。
切り抜いた貝を表甲に乗せて卦がいて、これまた細い刃物で木にピッタリと嵌まる様に掘り込みます。
貝を埋めて完成。ふぅ..。でもきれいに出来るとうれしいものです。
このチャゲレレは、サウンドホール部分にCHAGEさんの「C」をデザインしてあります。他にも細部にわたってT'sのスタッフ全員で愛情込めて最高の楽器を目指して作ってますよ。
かっこいいウクレレになりますから楽しみにしてて下さいね!