この春に仕入れたジャーマンメイプルがやっと形になりました。
「メイプル」というのは皆さんご存知の通り日本では「カエデ」ですね。
メイプルにもいろんな種類があって、ハードメイプル、ソフトメイプルなんて呼ばれています。
エレキギターの世界なんかでネック材によく使うのは、圧倒的にアメリカ、カナダのメイプル。いわゆる「ハードメイプル」が多いです。
それに対して、ボディ材によく使うのは「ソフトメイプル」。少し柔らかくなって、カーリーやキルテッドの材も出回りますね。
今回紹介するのは、それらアメリカ大陸のメイプルとはまた少し違う、「ジャーマンメイプル」です。
名前の通りドイツやその近隣で生育する木で、高級なバイオリンに使われる素材です。
今年の春に手に入れたジャーマンメイプルを、刻んで乾かして、やっと形になりました。
ハードメイプルよりも少しだけ柔らかい感じで、きっちりと柾目に木取りしてもらったのですごくきれいです。
木に粘りと弾力がある感じで、深みのある響き方ですね。
聞くところによれば、ストラディバリウスなどの楽器に使われているのがこのジャーマンメイプルだそうです。
次回はこのジャーマンメイプルのカーリーがばっちり入ったのを使ってみたいですね。トップをジャーマンスプルースでそろえたらまさにヨーロピアン、な雰囲気でしょうか。
深みが有りつつも歯切れが良い、奥行きのある音色です。
楽器店さんで見かけたら是非チェックしてみてください。お勧めです。
T's Ukuleleでは、CS-300gmなどの品番になっていますよ。[E:happy01]