先日、お客様とウクレレの音色についてのお話をしている時に、
「以前、ボディのサイドにも穴が開いているウクレレを弾いたら、響きが良かったよ」という話題になり、
「そんじゃウクレレの調整ついでにお預かりして、実験的に開けてみましょうか。」
なんていう話になりました。
ハワイ/マウイ島のウクレレビルダー、エリック・デバイン(Eric DeVine)がよく取り入れている「カーシャ」と呼ばれるブレイシングスタイルがあるんですが、そのスタイルではボディの横にサウンドホールを開けることが多く、いずれやってみようと思っていたんです。
で、お預かりしたSD-100。 こんな感じになりました。
ただ丸い穴を開けるだけではつまらないので、猫好きなオーナーさんからのリクエストで、「何か猫に関するデザイン」ということになりました。
で、以前もインレイで使った、うちの「ちゃあ君」の足型のデザインの登場。
なかなか可愛いサウンドホールになりました。
肝心の音色ですが、サイドにサウンドホールが開くことでボディ内部にこもっていた音が弾き手の耳に届きやすくなりました。
表に抜ける音と、サイドに抜ける音がミックスして、ふわっと音が広がるような効果がありますよ。
このSD-100のオーナーさんにも気に入っていただけたようでうれしく思ってます(^^)
ありがとうございました。