今週末、オアフ島でのウクレレエキシビション向けの出品ウクレレ、なんとか完成しました!間に合って良かった~!
マスターグレイドのカーリーコアをネック、ボディサイドバックに使い、ボディトップはシトカスプルースでアーチトップバックのウクレレに仕上げました。
指板、ブリッジはエボニー製です。
ヘッド中央にはアバロン貝の1枚板をダイヤ型に削って嵌め込んで有ります。ネックは完全ワンピースの、目も眩むようなカーリーコア。
指板のふちには細いアルミニュームで縁取りをし、12フレット部分にもアルミで「T」を象ったインレイを入れました。
ブリッジは厚いエボニーから削り出し。Fishmanのアンダーサドルピックアップを搭載しています。
今回拘ったのは、ボディのライン。女性的な柔らかさとボリューム感を持たせ、ふくよかなアーチトップの曲面をカンナやスクレーパーを使って手で削り出しています。
バインディングの中のワンポイントや、ブリッジの曲面にも細かくこだわっています。
ボディの厚みを抑えて作ったので、低音は少なめですが鳴り自体はとても良く、弾きこんで行ったときが楽しみです。
他の仕事もしながら、木工7日間、塗装5日間という、展示会ならではのハイペースで製作を進めましたが、僕のアイディアや感性がギュゥ~っと凝縮された1台になりました。時間かければ良いものが出来るとは限らない、という例でしょうか。(^^)