1900年代初めには木製のフリクション(摩擦)ペグだったウクレレのペグも、100年間で進歩し、今ではいろんなペグが登場しています。
現在T's Ukuleleで採用しているペグを簡単に紹介してみましょう。
【国産:後藤ガット】
「SG360」 重さ:94g
本来はギター用のペグですが、T'sではHAPというオプションを加えることでウクレレのヘッド厚に対応しています。
(ペグ穴径:10mm)
「SEP780」 重さ:94g
これもギター用のスロッテッドヘッド専用のペグです。
SGシリーズと同じく重みがあるので、コンサートやソプラノウクレレでは少しバランスが悪くなってしまいます。
(ブッシュ径:7.8mm、ポスト径:6mm)
「UKA-3MT」 重さ:34g
後藤ガットのUKAというシリーズにT'sオリジナルでアイボロイドのつまみをセットしました。マーチンビンテージなどの雰囲気に近いですね。フリクションペグとしては非常に優秀で、滑らかに動いて音程の微調整もし易くなっています。
(ブッシュ径:8.0mm)
「UK12」 重さ:43.5g
微調整のし易いギヤペグの中では最軽量。特殊なアルミ材で作られていますので、ソプラノに取り付けてもバランスを崩すことなく調整が出来ます。ウクレレ専用のギヤペグです。
(ブッシュ径:8.3mm)
「UK700」 重さ:70g
こちらもウクレレ用ギヤペグですが、スチール製なので少し重くなります。ギヤの精度が非常に高く、ポストの長さが可変なために色んなヘッド厚に対応出来ます。ポストの高さを変えることでナット部での弦のテンションを変え、ある程度音色を調整することも出来ます。
(ブッシュ径:8.3mm)
T'sでは、ミニテナー、テナーと一部のコンサートに採用しています。
【輸入品】
「PegHead」 重さ:25g
2008年頃から登場した、新世代のギヤペグ。
フリクションペグと同じ太さの中に4:1のギヤを内蔵していて、音程の微調整がやり易くなっています。
しかも通常のギヤペグと比べて非常に軽いので楽器のバランスを崩す事無く取り付けが可能。
取り付け穴が小さいので、通常のギヤペグやフリクションペグが付いていたウクレレに取り付けるには、一旦ペグ穴を埋める必要があります。
(ペグ穴、木材の硬さによって要調整。7.2mmくらい~)
この他にも、ジェイクが愛用しているギルバートペグ(GILBERT TUNERS)や、KAMAKAウクレレに採用されているシャーラー(SCHALLER)、それからアメリカで人気の高いグローバー(Grover)など。いろんなペグが有ります。
T's Ukuleleでは、セミオーダーの範囲で後藤ガット製のペグの中から機種をお選びいただくことも出来ます。(機種によってはセミオーダーチャージ15,000円が必要となる場合があります。)
通常のコンサートウクレレをギヤペグしようにする場合は、プラス3,150円で変更が出来ます。(すでに完成している楽器に付ける場合は別料金となります。新規ご注文の場合のみ3,150円の追加料金で可能です。)
PegHeadを使う場合は、ネックを特別に作る必要がありますので、現時点ではカスタムチャージ(42,000円)が必要となります。(T's Ukuleleへの直接オーダーの場合のみの対応ですのでお気を付け下さい。)
小売店様へ
ショップオーダーとしてまとまった数量をご注文の場合は仕様変更も可能ですのでお問合わせ下さい。