名嘉睦稔

「なかぼくねん」さん。
ご存知の方も多いと思いますが、沖縄在住のアーティストで、独特のタッチの版画で知られています。

版画を見ていても心に感ずるものがあるのですが、TVなどでその人柄や言動に触れる度、非常に惹かれるものがあります。飾らない、素朴ともいえる言葉の中に、力強さ、太さ、繊細さ、それから人としての謙虚さ、暖かさを感じます。

僕が若かったら、沖縄に引っ越して弟子入りしちゃうなぁ、きっと。

彼が版画を彫るところを見れば、すぐに「神がかり」という言葉が浮かぶのではないでしょうか。サラの版画の板に向かい、しばし祈り、やおらしゅっしゅと板に彫刻等を走らせ、A3より大きいだろう板を数十分ほどで彫り終えてしまいます。

睦捻さんの言葉によれば、頭の中でどんどんと動いていくイメージを「彫り止める」感覚らしい。見ていても、一瞬の迷いもなく手が動いているのがわかります。細かな小手先の技術で彫っている感じではありません。そんなものよりも、彼を見ていてまず感じるのは、「エネルギー」です。

「チャネリング」という言葉が在るけど、そんな感じかもしれません。

生意気なようですが、僕も今までに何度か「頭ではなく、手が次にすることを判っている」という感覚を持ったことがあります。考える前に手が動く感じです。

睦捻さんはいつでもそんな感じなのかなぁ。

いつかお会いして、お話を伺ってみたい人です。間違いなくすごいパワーをもらえる気がします。

 

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