ウクレレ

台風 大丈夫ですか?

つい先日、地震があったかと思えば今度は台風。去年に引き続き今年も自然災害が増えるのでしょうか。不安ですね。お住まいの地域はどんな状況でしょう。今の時間でも関東方面はダイヤの乱れとかあるようですね。お気をつけ下さい。

さて、こんな雨降りの日。ウクレレ製作にも、当然影響が出てきます。

空気中の湿度が極端に変わると、いろんな場面で影響が出てきます。木が湿気を吸って太ってしまったり、塗装時に悪影響が出たり。

例えば力木(ちからぎ:ブレイシング)の接着。
ウクレレボディのトップやバック材の木目に直交するように補強の木を貼り付けるのですが、今日のように湿度があって木が太っているときに接着して、次の日が台風一過のピーカンだったりすると木が収縮してしまいます。普通、木は繊維方向にはほとんど動かず、繊維と直角方向に太ったり痩せたりしますが、この場合補強を接着してある面は動けず、反対側のみ縮みます。結果として補強を貼ってない方向に反り返ってしまうのです。

え~、分かります?言葉だけで説明するのは難しいですね。(^_^;)

それから、もう一つの影響は塗装です。

量産向けのポリエステルなどの塗料は問題無いのですが、高級楽器に使われるラッカーなどは、吹き付けのときに湿気が多いと塗膜が曇って(白濁して)しまいます。ラッカーシンナーの気化熱で湿気が結露してしまうんですね。梅雨時などは何日も塗装工程が進められない日もあります。

だから、急に湿気が増える日は影響の出そうな作業は中断して、当たり障りの無い仕事をやったりしています。台風の夜なんかはあまり仕事を詰めたりせずに、さっさと帰って休んでるのが一番ですね。(^^)

年間を通してみると、長野県は都会に比べると湿度の変化が少なめではないでしょうか。周りを山や樹木に囲まれ、乾いた風も少なめかなぁ?と思います。冬の乾燥時期にも山々の積雪の上を通ってきた風なら多少は潤っているのではないかと想像します。また、夏の時期にもじとじとした感じは少なく、カラッとしています。僕の生まれ育った故郷は、やはり楽器を作るのにも向いているのかなぁと、あらためて考えたりしています。

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